暮らす豆

ゆるい日記など

2020-01-01から1年間の記事一覧

夜と車窓

8/20 やってしまった。やらかしてしまった。 おそらく精神が極まっていたであろうときにタスクリストに書き残していた「死にたい」の文字列を、先輩と同期に見られてしまった。本物のアホだと思う。本当に死にたいわけではなく、どうにかして幸せになりたい…

白っぽくてふわふわした

8/17-18 知り合いと付き合う夢を見た。 普段さんざんひとりでいたいと言っているくせに、自分の存在を認め肯定してくれる人がいることの喜びについ浸ってしまった。 しまいには転職する勇気まで湧いてきた。夢の中なのに。 人に愛されることを自分の拠り所に…

見届ける

8/16 また廃人みたいな一日を過ごす。 今日はいろいろしたいことがあった。布団を乾燥させて、部屋を掃除し、たまった洗濯物を片付けて、洗い物もして、映画を見て、好きなアイドルについて紹介する文章を書いて、平日だけでは終わらない仕事に手を付けて、…

絡まる

8/14 仕事に行きたくない。何もしたくない。家から出たくない。 うつむくと、ソファに落ちた3本の髪の毛が寄り集まって、奇跡的に柔らかい三角形を作っていた。ちょっと触れるだけで、この記号は意味のない、ただのゴミに戻ってしまうことだろう。家を出る時…

磨りガラスを挟んだ向こう側

8/12 なんというか。最近、目が曇ってしまっていると思う。 毎日ブログを書く試みは昨年の秋〜冬にかけても密かに続けられていたけど、ちょっとした日々の変化を楽しんだり五感を研ぎ澄ませて美しいものを見つけようとしたりする気持ちが薄くなっている、比…

額で呼吸する

8/11 今日は暑かったらしい。一日中クーラーをかけた部屋の中で仕事をしていたので、私はそのことを知らない。なんと贅沢なことだろう! 社会人になるって開き直るということなのかもしれない。入社したばかりの時よりずっと落ち込んでから復帰するまでが早…

明かりはつけたまま

私は、丸い窓のへりに座っている。円の直径は私の身長よりも大きくて、向こう側にはどこまでも暗くて全ての光を吸収してしまう闇が広がっていた。 今まで四角い窓や三角の窓、星型の窓なんかも覗いてみたことがあった。それらの向こうには人が溢れていたり、…

箱舟

8/8 私は「何もしない」才に長けている。そう信じないと頭がおかしくなってしまいそうなくらい、やらなきゃいけないことに向き合えない! 弟がやっているゲームを横でぼんやり眺め、何度も読んだ本をまた読み返す。Wikipediaでおやすみプンプンについて調べ…

トワイライト

8/5 水曜日。金曜日みたいな1日だった。 昨日夜遅くまでお酒を飲んでいたため、朝はそこそこギリギリに目が覚めた。朝ごはんを食べずに出勤。そこまで忙しかったわけでもないのにタイミングを逃し続け、お昼が全く食べられなかった。気が付けば17時半。 さす…

人生の春

8/4 火曜日。私は私だ、ということを夜中にようやく取り戻した。 曲がりくねった道沿いに、茶色っぽい雰囲気のかわいいカフェがある。さらに坂を降りていくと、不思議な品揃えの雑貨屋さんがある。私の住んでいる街によく似ているけど決して交わらない、夢の…

不必要な笑顔

8/3 月曜日。笑ってしまうくらい普通に生きている。 泥のように1日を過ごしても、次の日にはまるでまともな人間であるかのような顔をして生きられる。それが人間でありそれが私! と思っていたら「顔色悪くない?」と声をかけられた。やはり寝不足は身体に良…

水の国

雨が降ると、いつもぼんやりと頭が痛くなるんです。 そう語ると自然に「雨が嫌いな人」にカテゴライズされてしまうが、私は実のところ雨が好きだった。 部屋でひとり本を読んでいても、新宿の駅で人に囲まれながら電車を待っていても、おしゃれなカフェで友…

正直読んでいい気持ちがする人は一人もいないと思うのだけど、それでもどこかに痕跡を残しておかないと今ここにいる私のしんどさは死んでしまう。死んでしまうだけならいいけど、経験上私のしんどさは何度死んでもゾンビのように蘇ってくる。某ゲームのよう…

極彩色の憂鬱

7/31 金曜日。目だけが冴えていて気持ちが悪くなる。 指の記憶が強い。 中学生の時にやっていたフルートの指遣いを、私はすべて覚えている。聞こえたメロディーを頭の中で再現するときは、今だにフルートの形で指が動いてしまう。肺活量があの時の半分くらい…

夢を創る

7/30 木曜日。最高の日だった! 私は幼い頃から東京ディズニーリゾート、特にディズニーシーが大好きだ。今でも日本全体で上位40%に入るくらいは(前述の通り)好きなはず。首都圏に住んでおり、なおかつ両親共にそこそこディズニーが好きだったので、そうなる…

題をつけるまでもない

7/29 水曜日。久々にたくさん残業した。 頑張れなくなってしまったことに誰も気づかないのが滑稽だ。と毎日思う。 私の中で全てがぷっつり切れて、ああもう気を利かして前のめりに仕事をしようなんて2度と思わないようにしよう、と思ったのが確か2月。あれか…

言葉のドッジボール

7/28 火曜日。基本的にのびていた。 この場合の「のびる」は長くなるということではなく、ぼこぼこに殴られてぐったりすることを言う。古い絵本によく出てくる表現だ。 床にのびている、という言い方がちょっと可愛く思えて好きだったけど、実際その状況に置…

背筋を伸ばせる人

7/27 月曜日。身体が重い。 すごい。たった4日間だったのに、綺麗に身体が休みに適応してしまったようだ。身体の疲れがすごい、すさまじい。 8時間(+α)働き続けるのって人間の身体の構造上無茶なことだと思っているんだけど、皆さんはいかがだろうか。こんな…

夜更け

7/26 日曜日。休日が名残惜しい。 4連休やりたかったことをちまちま達成していたら、なんと今日の昼間「特にやりたいことがない」状態になった! 私は常日頃からこの状態を目指していると言っても過言ではない。やらなきゃいけないことで生活がぎゅうぎゅう…

沙希ちゃんは本当に神様だったのか? -映画「劇場」を見て

映画「劇場」を映画館で見てきた。一言で言ってしまえば、すごくいい映画だった。終盤に近付けば近付くほど起こる出来事全てが自分のことのように感じられて、怒り悲しみが怒涛の勢いで押し寄せた。幸せな気持ちになれる映画としては点数が高くないかもしれ…

分離した油

7/23 木曜日。泥のように眠った。 夜通しの予定を入れていたので太陽が出ている間はほぼ布団の中にいたが、予定がキャンセルになってしまったためただ無意味に布団で過ごした人になってしまった。 今日一日をどう消化しよう、と横たわりながら暗い部屋、途方…

カラフルな温泉

7/22 水曜日。足取りは軽い! 駅を出て見上げると、そこには意味ありげな空が広がっていた。白と濃い灰色のグラデーション。ぼーっと空を眺めながら歩いていたら結構な勢いで雨が降り始めた。ほら、やっぱり意味があった!と思う。 週が終わったので、バカで…

位置エネルギー

7/21 火曜日。仕事が終わっているのに早く帰れないこともある。 散歩に適した街、というのが確かにあると思う。住みやすいこととは全く違う次元に。 実家の近くは坂が多くて自転車で走るのはまず無理だ。それにこの季節は、ゆるやかな登りであってもあっとい…

濡れた人さし指

7/20 月曜日。開き直って仕事をした。 帰り道、すれ違った同期の子に言われた「お、お疲れ」があまりにも自然だった。片手にミネラルウォーターを持ち、もう片方の手に持った携帯を耳にあてている。まさに生活を生きている!という感じ。 なんでもない風景の…

剥がれる鱗

7/19 日曜日。だんだんまともな人間の定義から外れていっているような気がして自分が怖い。 LINEが怖すぎて頭がおかしくなりそうだったので、半日くらい携帯の電源を落として過ごした。携帯を持ちはじめてから「ただ何かを待つ」という動作を長らくしていな…

鎖と鉢植え

7/18 土曜日。不安から目を背けるように充実した休日を過ごした。 最寄駅で用事のいくつかを済ませた後、電車に乗って映画を観に行った。休日になると時間の感覚が普段より緩くなって、当たり前のように上映開始に間に合わなかった。おそらく冒頭30秒くらい…

丁寧な蝶々むすび

7/17 金曜日。目まぐるしい一日だった。 ランナーズ・ハイという言葉がある。そんなバカな、走っていたって苦しいだけでしょう!と思っていたけど、今日の仕事はまさにそんな感じだった。 アクセルがかかったのは21時過ぎてから。頭がいつもより冴え渡って、…

通過儀礼

7/16 木曜日。キャパオーバーという言い方は好きじゃないけど、今の自分にぴったり当てはまる言葉はきっとそれだ。 突然だが、私は人に誘われるのが大好きだ。誘ってくれたというだけで相手のことを簡単に好きになってしまう(恋愛的な意味ではない、念のため…

卵を落とす

7/15 水曜日。マリオがスター取った時の曲がずっと耳元で鳴り続けているけど、私はちっとも無敵じゃない。 空気の匂いが分からなくなるから、マスクは好きじゃない。せっかく梅雨、雨の匂いを肺いっぱいに吸い込める最高の時期なのに! 大きな水たまりに映り…

自動運転

7/14 火曜日。調子が上がらないけどいいことが続いた。 本当に眠くて眠くて、仕事が全く捗らなかった。環境のせいにばかりするのはよくないが、たぶん気圧のせいだ。 どうして気圧が低いと具合が悪くなるんだろう?とおもってGoogle検索したけど、対処法が出…