暮らす豆

ゆるい日記など

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

牧歌

9/29 数日前、久しぶりに天地がひっくり返るレベルで落ち込んでしまい、小さく身体をまとめて涙のかたまりをいくつも落とした。 こんなことを書くのは不謹慎だって分かってはいるけど、どうしてあのとき生き続けることを選んでしまったんだろう、思い出と一…

球状の泉 ー「Medicha」体験してきました

今、確かにここにいるはずの自分自身に意識を集中する、それだけのことがどうしてこんなに難しいのか! 考えても仕方がないことや自分の力ではどうにもならないことばかりが頭に浮かび、なかなかそれは叶わない。 そう、叶わないはずだったのに、その認識は …

旅のしおり

9/22-23 そもそもの話井の頭線が好きで、なぜかというと思いきり街中を走ってくれるから。高架から広い空を眺めるのも悪くないけど、人々の生活の隙間を縫って進む電車に乗っていると、まるで映画を見ているような気持ちになれる。 乗り換えのときは、いつだ…

yume

前にもどこかで書いた気がするが、心に思い描く「夢」と目をつぶって見る「夢」が同じ単語なの、本当に不思議だ。前者は意識が支配する範疇、後者は無意識が支配する範疇にあって、実は表裏一体の関係をなしているのかな。 書き留めた印象的な夢が少し溜まっ…

呪われないで

9/12-15 久方ぶりの休みだ。 家を出て冷たい雨に降られながら、あ、わたしが戻ってきた、と思った。 本当の自分は奥の奥に押し込めて、仕事をするのに必要な部分だけ使っていた。それらが解き放たれて、五感がふわふわと頼りない足取りで帰ってくる。 やりた…

感情と解像度

9/11 分かっているんだ。私が周りから優しくしてもらえるのは、日頃の行いがいいからでも、好かれているからでもない。それは、腫れ物だから。少し触れただけで大げさに痛がり、泣きわめく人間だと思われているから。そしてその事実にまた傷つく、救いようが…

パッチワーク

9/8-10 赤と青の間に綺麗な一本線が引けるなんて、思い上がらないでほしい。赤っぽくなったり青っぽくなったり紫になったり、時には目の覚めるような緑色になってみたり。狭間で生き続けることを許してほしい。私だけじゃない、誰もがふらふら生きていい世の…

ゆらゆらの月

9/7 半月を見あげる人と友達になりたい。 アドレナリンが溢れ出して止まらない。頭のどこかの堤防が決壊してしまったらしい。よく動きよく笑いよく怒る。私はどこへ行った?思考にもやがかかって、ときどき目の前を何かがよぎる。何が起きている? 最寄駅に…

地下室の窓

9/4-5 「星の王子さま」を電車で読む中学生を見た。 自分が通ってきた道、自分が通らなかった道が一緒くたになって眼前に広がる。中学生だった頃、星の王子さまを初めて読んだ頃、あの頃何かひとつでも違う選択をしていたら、私はここにいなかったのではない…

手記

9/1-3 帰り道、ふと思いついて喉元に両手を回してみたら、汗でじっとりと湿っていて結構いやな気持ちになった。 なろうと思えば、明るくて快活で働き者な人間になることもできるだろう。その事実に気がついてしまって、気持ち悪くなった。 根っこは腐ってし…

湿った砂

8/29-31 うたた寝をしたら、20分の間にいくつもの世界を旅したらしい。目覚めた瞬間それぞれの世界の残り香が鼻腔にほんの少し感じられて、でもそれは一呼吸しただけではかなく消えてしまう。 月が、月が発光している!いや光っているのは当たり前のことかも…