自動運転
7/14
火曜日。調子が上がらないけどいいことが続いた。
本当に眠くて眠くて、仕事が全く捗らなかった。環境のせいにばかりするのはよくないが、たぶん気圧のせいだ。
どうして気圧が低いと具合が悪くなるんだろう?とおもってGoogle検索したけど、対処法が出てくるばかりで理由は分からなかった。
その代わりにサジェストで「気圧 体調 嘘」という文字列を見てしまい、心がしゅうしゅう音を立ててしぼんだ。ひとつも攻撃的な言葉がないのに、すごく敵意に満ちているように思えるから不思議。こんな風にプチ落ち込みしてしまうのも、気圧のせいだろうか。
仕事がひと段落したので、ちょっとだけランニングした。23年間片時も休むことなく運動不足を続けてきた私にとって、特に目的もなく走るのは初めてのことだった。あまりに夕方の風が涼しくて心地よすぎたのだ。
3kmくらい亀のようなペースで走った。やっぱり運動は好きになれないな、と思ったけど、思わぬ収穫が。
走っている間は自分の身体に意識が集中するため感覚が研ぎ澄まされ、走り終えた後一気に感覚や思いが言語化されたのだ。熱を持った身体に吹き付ける風、通りを歩く人の声、冗談のように火照った自分の顔、それらが普段よりもくっきりとした状態で頭に入ってきた。走ることにこんなメリットがあるなんて気が付かなかった。普段と種類の違うじんわりとした疲れが四肢に溜まっているので、もうしばらくはいいかな、と思ったけど。
へろへろ走っている間に友達から連絡があったようで、今月一緒にディズニーシーに行くことになった!
なんだろう、ここ最近ひとりで楽しむ生きがいはたくさん見つけていたけど、誰かと共有できる生きがいを得たのは久しぶりのような気がする。話が逸れてしまいそうなので詳しくは書かないけど、私は小さい頃からディズニーシーが大好きだ。今でも日本人の上位40%に入れるくらいは好きだと思う。弱気だけど…
ここ最近仕事に悩みすぎていたせいで「私には趣味しかないんだ!」と思いすぎていたけど、いや、私には友達がいたじゃないか。まさに青天の霹靂!
友達が「ディズニー生きがいにして頑張るわ」と言っていてただただ偉いなあ、と思ってしまった。それも青天の霹靂。こんなに楽しみなディズニーでも、それと引き換えに仕事を頑張ろうとは思えないのである。そんな発想がいつの間にか消え失せてしまっていた。そうだよね、私も頑張る、とちゃんと返せた。嘘でなくそう思えた。
今日の一曲:
STORYWRITER/スーパーカー
https://music.apple.com/jp/album/storywriter/571985241?i=571985376