暮らす豆

ゆるい日記など

白っぽくてふわふわした

8/17-18

 

知り合いと付き合う夢を見た。

普段さんざんひとりでいたいと言っているくせに、自分の存在を認め肯定してくれる人がいることの喜びについ浸ってしまった。 

しまいには転職する勇気まで湧いてきた。夢の中なのに。

人に愛されることを自分の拠り所にしてはいけない。誰かの胸に全体重を預けてしまいたい、というのはただのエゴ。決して押し付けてはいけない。もう私は分かっている。

 


夜。クーラーの効いた室内から一歩踏み出すと、全身の細胞がじわじわと辺りの空気に溶け出していくように感じた。当たり前だ、外の気温は私の体温とさして変わらないのだから。

全部溶けてしまったら、私は夏の夜になれるだろうか?そんなに悪くないかも。

 

 

ふと見下ろした街路樹の足元がコンクリートでガチガチに固められていて、真夏の太陽の下にいながら寒気がした。どうしてそこまでして生かされているんだろうか。やっぱり私はこの街が好きじゃない。

 


窓の形に四角く切り抜かれた、うす紫の空が見える。外を窺うたび空の色は変わっていて、でも私は1日中飽きることなく座り続けなけれはならない。いや、飽きた。明日はどこか遠くへ旅に出たい。昼間のがらんとした鈍行に揺られて、見知らぬ土地の田んぼとか見たい。