分離した油
7/23
木曜日。泥のように眠った。
夜通しの予定を入れていたので太陽が出ている間はほぼ布団の中にいたが、予定がキャンセルになってしまったためただ無意味に布団で過ごした人になってしまった。
今日一日をどう消化しよう、と横たわりながら暗い部屋、途方に暮れる。
結局お気に入りの本とノートを鞄に入れて喫茶店に行った。しっとりと湿ったパウンドケーキ、とっても甘かった。
最近、本を一冊読むのにすごく時間がかかる。ペースが落ちているのではなく、途中で他のことに気が移ってしまうのだ。
今日も途中で本を閉じ、先週書いたのとはまた別の物語を書き始めた。
未熟なだけと言われてしまえばそれまでだが、ストーリーを組み立てながら物語を作っていくのが得意ではない。書きたいシーンがぼんやりとした情景として浮かんできて、それを文字に変換していく。物語の結末が分からないまま書き進めるために、起伏を持たせたりすることができない。結果としてごくごく短い話しか書くことができない。
何が書きたくてこのブログを作ったのか?と考え込んでしまうこともあるけど、今は書けるものを書いていこうと思う。できることをできる範囲で継続したい、関係性は継続からしか生まれないと思うので。
というわけでふんわりした短い物語を書き上げ、パウンドケーキとココアを飲み干して、喫茶店を後にした。
久しぶりにスーパーに行って買い物をし、複数工程を含む料理をした。
ここ最近スーパーに行けずまともな料理ができなかったが、それらが4連休のパワーで一気に解決したことに驚いた。休日ってすごい。
料理は上手くならない(今日も少し焦がした)けど、自分で作って自分で食べるという行為は生命維持の根本であるように感じて結構好きだ。恵まれた状況で過ごしていると贅沢ばかり覚えてしまい、またそれらが生きる意味になってしまう恐れがある。
そうではない、生きるために生きている、という当たり前の事実を思い出すのに、自炊は役に立つと思っている。
食べ終わったはいいが皿洗いが面倒で、ごろごろしている。それが今現在。
今日の一曲:
TEXAS/Analogfish
https://music.apple.com/jp/album/texas/503135286?i=503135313