暮らす豆

ゆるい日記など

球状の泉 ー「Medicha」体験してきました

今、確かにここにいるはずの自分自身に意識を集中する、それだけのことがどうしてこんなに難しいのか!

考えても仕方がないことや自分の力ではどうにもならないことばかりが頭に浮かび、なかなかそれは叶わない。

そう、叶わないはずだったのに、その認識は

Medichaでの体験であっけなく覆った。

 


Medichaについて、詳しくはこちらを見てほしい!私は自分のした経験について書きたい。(というか、それしか書けないので…)

https://sheishere.jp/interview/202009-medicha/

 


初めのステップ「Tune In 」「Open Up」で、仕事終わりのざわついた心を鎮める。真っ白な部屋と真っ暗な部屋を行き来した。私は暗い方の部屋が好きだった。まるで星みたいな天井の照明が瞬き、明るくなった瞬間だけ部屋の輪郭が見える。暗いということは空間の広がりを無限に空想できるということで、それは意外と豊かなことだ。

 


その後私は自分で選んだ「My Core」というガイダンスメディテーションを受けた。簡単に言ってしまえば音声ガイド付きの瞑想だ。

身体の状態をニュートラルにして、まずは心に浮かんでくるイメージをただ見つめた。私の心に浮かんできたのは、水に覆われた球体。球体からは泉のように水が溢れ出していて、その流れをなぞるように手を動かしている、というイメージだった。

その後、自分にとって大切なものを心に思い浮かべる。

思い浮かべたときの身体と心の反応をじっくりと見つめていると、自分の気持ちが溢れだして身体全体がじんわり暖かかった。だけど同時に、イメージの中で先述の水に覆われた球体とそれをなぞる手がすごく大きく膨らんでいって、なんと前歯を圧迫するまでになってしまった(出っ歯だからだろうか。不思議だ)。

その感覚は結構苦しくて、だから私にとって大切なものは、王様のように扱うと却って危険なのかもしれない、と感じた。

別の大切なものを思い浮かべた瞬間、手も球体もみるみる小さくなって、歯の圧迫感で苦しい感覚もなくなった。自分で意識していただけでは?と言われたらそれまでだけど、五感を最大限に研ぎ澄ませて心の奥底に降り立ち、凪いだ目でそこにあるものを見つめているような感覚があった。

 

 

メディテーションが終わった後は、用意された急須と茶葉でお茶を淹れた。茶葉がこすれるかすかな音さえも明瞭に感じられて、ここで初めて自分の五感が普段よりずっと研ぎ澄まされていることに気付いた。鋭敏になった感覚はそのままに、少しずつ心を現実へ戻していくことができた。

 


帰りは意味もなく原宿まで歩いた。道中、自分の視界が普段の5倍くらい広がっていることに驚いた。いいところに目がいくとかその逆とかではなくて、全体がふっと心に入ってくるというか。普段俯いて考え事をしながら歩いている私にはキャッチできない景色が広がっていて、単純に感動した。

 


というわけで、Medichaでの体験は私にとってとても実りのあるものになった。きっと1度だけでなく繰り返し実施することで、大きな意味を持つようになるのだろう。

人間は幸運なことに五つも感覚を持っていて、にもかかわらずそれらを脇に置いて頭で考えることばかりしてしまう。実は頭より五感の方がずっと、心に近いところにあるのに。

自分の心の命じるままに生きたい!という漠然とした願いが私にはある。そのために今日の、そしてこれからのMedichaでの体験はきっと役に立つだろう。

 


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