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前にもどこかで書いた気がするが、心に思い描く「夢」と目をつぶって見る「夢」が同じ単語なの、本当に不思議だ。前者は意識が支配する範疇、後者は無意識が支配する範疇にあって、実は表裏一体の関係をなしているのかな。
書き留めた印象的な夢が少し溜まってきたので、今日は日記がわりにそれらについて記します。
①
母が夕ご飯を作っている。19時くらい。今日は鍋だって。私は散歩に出ようとしている。20時に帰ります。今年一番幸せだった頃の夢。
②
「勘違いとかじゃなくて、もし本当に俺のことが好きで言ってくれてるなら…」
これはセリフだけが頭に残った。どんな夢だったのかは全く思い出せない。
③
朝起きたら、自室に会社の先輩がいる。気が利くあまりに冷蔵庫で放置していたなすを切って料理してくれていて、申し訳なさとうざったさが同居するいつもの感覚が非常にリアル。
なんと白くて小さなハムスターもいる!電話がかかってきて飼い方を説明される。いやそもそもなんでハムスターがいるのか?と聞くと、その質問にはお答えできません、と言われ電話が切れる。
④
手首に小さなトイプードルが巻きついている。怖がりで非常に警戒心が強い。初めは隙あらば手首から飛び出して逃げ出そうとした。可哀想だな、思いっきり走らせてあげたいのに、と思うが、それはなぜか叶わない。
駅からバス通りを歩いていると、犬はすごい力で必死に耳を塞いでいた。何かに怯えているみたい。確かに重苦しいような音が断続的に聞こえている。登り坂に差し掛かって音が聞こえなくなると、犬は安心したように前足を耳から外した。
夢によく出てくる夕闇の岩場みたいなところに着く。その頃にはお互いだいぶ打ち解けていた。
そこで少年に会った。犬は少年の顔をぺろぺろとなめた。私が「この犬、今日1日で一番嬉しそうな顔してるよ」と教えると、少年は恥ずかしそうに笑った。
でもその少年ですら、会社の手先だった(不本意そうではあった)。