暮らす豆

ゆるい日記など

ハレとケと

7/12

日曜日。めずらしく、生きた!という実感がある。

 

恐ろしいまでに青く青く青い、人工的な海の上を飛ぶ夢を見た。ただ無制限に飛べるわけではないらしく、一度飛び立ったらぐいんと大きな弧を描いてぱしゃんと浅く着水し、またぐいんと空へ向かってゆく。その繰り返しだった。

 

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今日は濃ゆい(あえて濃ゆい、と書きます)一日だった。普段は感傷的なことばかりだけど、今日は事実ベースで日記を書いてみよう。

 


1. キャリアコンサルタントの方と面談した

転職したい!でもエージェントに相談するのは気が引ける…と悩み続ける日々だったので、まずは某サイトを使ってキャリアコンサルタントさんに相談してみることにした。

結果、とてもとても相談してよかった…のでどんな話をしたか、かいつまんで書きます。

 

その一:辞めるタイミングは、落ち着いてリラックスしている時に来る

今すぐ辞めなきゃ!と思ってする転職は、意外とうまくいかないんだそう。仕事以外のことで充実した時間を過ごしている時やリラックスしているときに、ふっとそのタイミングが来るらしい。そしてそのタイミングを待って転職した方が、上手く行くことが多いんだとか。なんとなく納得してしまった。

自分の領域をしっかり保って世界を構築する準備が整ったとき、そこに仕事が本当に必要かどうか見極める時が来るんだろう。職場のトイレでもう無理!と思ったことは何度もあるけど、心が満たされているときに仕事やめよう、と思ったことはそういえばないな。自分をすり減らしすぎずに、正常な状態で判断したい。私が私の人生において最重要人物なので、これだけは間違いなく。

 

その二:「自分なんて何もできないし…」と思ってしまうのは、風邪をひいたときと同じで調子が悪いだけ

これを言っていただけてとっても救われた。できないことばかりが目の前に突き付けられ、できることはかたつむり並みのスローテンポでしか増えていかない日々だ。自分のだめなところばかり探して自滅しているな、と自覚はしていたけどそのループから抜け出すことができずにいた。第三者の、しかも同じような気持ちを抱いたことがある人の言葉には思いもよらない説得力があった。他人のことになって考えれば、何もできない人なんていないってすとんと理解できるのにな。

 

その三:仕事に自分を合わせるんじゃなくて、自分に仕事を合わせていく

これは衝撃だった。衝撃のあまりメモを取ってしまった。こんな発想、今までの自分にはなかった。

世間様から求められることを満たすのが仕事だと思っていた。仕事をすることは会社、ひいては社会全体に適応することとイコールで結ばれると思っていた。逆に仕事を自分に適応させるなんて!一歩引いて考えれば分かりそうなことなのに、どうして今まで気づかなかったんだろう。

…いや、たぶん本当は無意識のうちに気づいていたんだと思う。だからこういう助言をして、表の自分にも事実を知らせてくれるようなキャリアコンサルタントさんを選んだのではないか。私の直感は、ときどき私の貧相な脳みそよりはるかに賢い決断をしてくれる。

とにかくまずは自分を知ること、会社に染まりすぎず自分を癒すこと!私にとって自分を癒すことは音楽を聴くこと、そして書くことになりつつある(たぶん)。仕事でへろへろでもその2つはあきらめたくない。

 

もっともっと金言をいただいたんだけど、今日はこのあたりにしておきます。

自分のことを定義されている感じがしないのにすごく理解・共感してもらえるという、とても不思議な体験をした。思いがけず「繊細さん」同士だったことも関係しているのかもしれない。

肩の力を抜いて生きよう、私は私以外になることはできないんだし、と珍しく前向きな気持ちだ。充電期間と思ってせめて心だけでものびのび過ごしたい。仕事は、うまくかわしつつなんとかやるしかない…ひらりマントがほしいところだ。

 


2. 渋谷から下北沢まで歩いた

15時くらいの出来事。暑かった。当たり前のことだ。

渋谷で予想外に化粧品を爆買いしてしまって、よし節約!よし節制!と意気込んだ結果、電車賃をケチるに至った。浮いたお金、126円。あと157回これを繰り返せば爆買い分を補填できる!私はアホかもしれない。

趣味で作った夏っぽい曲のプレイリストを流しながら歩いた。方向音痴なので思いっきり反対に歩いたりもしたが、1時間もせずにきちんと目的地に着いた。

前にもいつか書いたような気がするけど、下北沢は私にとってのパワースポットだ。高校時代好きだった某バンドが下北沢推しだったことに始まり、ずっと私にとって特別な場所であり続けている。誰しも行くだけで元気になれる場所があるはずだけど、私にとってのそれはずっと下北沢だった。

ディスクユニオンを、ヴィレバンを、好きなアクセサリーショップをぶらつく。別に何を買うでもないのだが(爆買い直後だし)、それだけで心が満たされた。帰りはきちんと電車に乗って帰った。

 

 

さあ、明日からはまたいつも通りの日常だ。パワースポットに毎日行けるわけではないし、音楽や文章は物理的に私を救ってくれない。どうするかどうしたいかは、物事の大小に関わらず自分のアンテナを頼りに決めていくしかないのだ。

待ち受けている嫌なことを思うとため息が出るけど、今日のおかげでしばらくは「もう目覚めたくない」と思いながら眠ることはない、ような気がする。

 

 

今日の一曲:

轟々雷音/MONO NO AWARE

https://music.apple.com/jp/album/%E8%BD%9F%E3%80%85%E9%9B%B7%E9%9F%B3/1405598717?i=1405598731