暮らす豆

ゆるい日記など

ドラスティック

数か月ぶりに、実家に帰っている。

今日はなんとなく、箇条書き形式で記していきます。

 

帰省して気付いたこと。

その1:体重が増えた。

一人暮らししている家には、体重計がない。

そのため帰省したときにしか、自身の体重を知るタイミングはない。

2キロくらいは太っているかもしれない、と覚悟を決めて体重計に乗ったところあら不思議、これはひょっとして、人生最高体重では。ちっとも最高な気分にはなれない。

趣味は読書、音楽鑑賞、せいぜい散歩。くらいのわたしだが、そろそろ体重の増加に立ち向かう術を考えなければ。

 

その2:家の歯ブラシが開きつつある。

わたしの部屋、わたしの持ち物はほとんど手を触れられることなく、わたしが家を出る前の状態を保っている。それは、シャンプーや歯ブラシといった生活用品においても同様だ。

母の優しさに感謝しながら歯磨き粉をひりだし、歯を磨き始めると、なんだか違和感がある。そう、歯ブラシのコシが違うのだ。

一人暮らししている家の歯ブラシはだいぶやわらかくなってしまっているのだけれど、毎日それを使っているわたしはそれに気づかなかった。というより日々を生きるのに精いっぱいで、歯ブラシがやわらかくなってしまっていることなど考える余裕さえなかったのかもしれない。

磨き終えた歯を舌でなぞると、なるほど確かにつるつるになっていた。

 

その3:さほど窮屈でもない。

大学時代は、早く家を出たくて出たくてたまらなかった。

いつも自分を持て余して、逃げ出す場所もない。誰かに感情をぶつけてしまった後で、取り返しのつかないことをしてしまった事実に自己嫌悪し、布団から出られなくなってしまう。その繰り返しだった。

でも、一人暮らしを経て自らを「飼い慣らす」ことを覚えたからか、家族とのやり取りに対していちいち余計なことを考えることがなくなったように感じる。

何かをやってもらったら素直にお礼を言えばいいし、それが後ろめたいのであれば自分で解決すればいい。たったそれだけのことがずっとできずに、息ができないような苦しさを抱えていた。

それらから解放されつつあるのかと思うと、なんだかほっとした気分だ。

まあ、だからといって一人暮らしの快適さを手放そうとは思わない。誰にも干渉されない、完全に自分のための「自分」と付き合える時間は他の何にも代えがたいものだ。

たまには実家に顔を出して安心感を得るのも悪くない、そう思えたことがわたしにとっての収穫なのかもしれない。