2020-01-28 創生 1 自分という人間のいろいろな部分がパラパラと、まるでトランプカードのように剥がれ落ちていくのを感じる。 必死にひとところへかき集めて鉄の杭を打ちつけないと、すぐにバラバラになってしまいそうだ。 カードの1枚1枚をどうやっても「自分」であると信じられなくてそれがどうしようもなく怖い。 全部集まればきっとそれが「自分」になるのだと信じて、今日もわたしは鬼の形相でハンマーを握る。