流民
1
世の中自分でお金をやりくりして生活するのが当たり前だが、実はすごく才能のいることなんじゃないだろうか。ふつうにできる人がうらやましいと日々思ってしまう。
そこそこお給料をもらっているはずなのに、今日も預金残高は5桁。3桁まで見たことがあるから大丈夫、と気休めにならない気休めを心の中で唱える。
2
楽しみに取っておいた紅茶のお酒を飲んでみたら、あまり美味しくなかった。残念。
丁寧な暮らしって、もちろん心が豊かになることもあるけれど逆に空虚になってしまうこともある。どうしてだろう。牛乳を入れても全部飲めなかったお酒を流したら、シンクがとろけるような色に変わった。