外に出て息を吸った。 薄いけれども硬い氷の内でこっそり呼吸をはじめたみたいな春! せわしない人間はなんと息の吸い方まで忘れてしまう。 呑み込みすぎた空気は胃から出て、喉を通り、また空気に還ってゆくのだった。おわり。 知り合いと指を絡め合う夢を…
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