ごま油ひとさじで
7/6
月曜日。時間は一体どこへ消えていくのか。
電車で刺青を入れた女の人を見かけた。刺青に対してはいろいろな意見があるけれど、私は単純にかっこいいと思う。刺青自体をというよりは、刻み込むに値する言葉や絵を持っているという事実を。
身体に一生消えないものを刻み込むってどんな気持ちなんだろう。何を彫るか、どのようにして決めるんだろう。
どんなモノでもドラマを持っているとは思うが、刺青のそれはきっと格別。身体に刻み込んでしまいたい、と思える歴史を持っていることは尊いことだ。後から黒歴史になったとて、彫る瞬間持っていた情熱の価値が失われるわけではない。
長い長いワンピースが好きだ。なぜなら魔女になったような気分になれるから。
ずっと魔女になりたかった。なぜ?どうして?どんな魔法が使いたい?と聞かれても、答えられない。私はただ魔女になりたかったんだ。
今日の一曲:
ジュビリー/くるり