暮らす豆

ゆるい日記など

しなやか

1

最近、わたしはよくノーベル平和賞を受賞している。

もちろん本当の話じゃない。わたしにとってのノーベル平和賞は、自分で自分に授与するものだ。例えば疲れて帰ってきた夜でもちゃんと洗い物をしたとか、死ぬほどだるいけどシャワーを浴びたとかの理由で。

ひとりで生活することは意外と難しくない。ただ、難しくないことを延々と続けるのはかなり苦行なのだ、と気づいた。

今日もわたしは、生きるためにノーベル平和賞を受賞する。明日もきっと、あるいは明後日も。

 


2

夢で不思議な世界を体験する、という経験がそんなにない。

わたしの見る夢は大抵が現実にある出来事や心配事が具現化されたもので、後から考えても夢だったのかあまりわからないものばかりだ。

気になる人をご飯に誘うか否かをずっと考えていたから、今朝はその人から飲みに誘われる夢を見た。いや、現実にはありえないことなので、「不思議な世界」と言ってもいいかもしれないな。